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第四十八話 鬼と呼ばれた者

last update Tanggal publikasi: 2025-11-04 05:00:39

第四十八話    鬼と呼ばれた者

とある午後、菖蒲と勝来で買い物をしていた。 本来なら、立場的に御用聞きなどを頼めるのだが気晴らしがてらに外出をしている。

 「千堂屋さんでお茶を飲みましょう」 菖蒲が提案すると、勝来は頷く。

 「こんにちは~」 菖蒲が声を掛けると、

 「あら、菖蒲さん。 いらっしゃい」 野菊が対応する。

 「お茶と団子をください」 妓女である二人だが、年齢でいえば少女である。 こんな楽しみを満喫してもいい年齢だ。

 そこに、ある張り紙が目に入る。

 「姐さん、あれ……」 勝来が指さすものは、注意書きであった。

 そこには、『円、両 どちらも使えます』という張り紙だった。<

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